男性ヘルスケア総合ブランド「ナイトプロテイン(NIGHT PROTEIN)」を展開する株式会社アルファメイル(本社:神奈川県鎌倉市/代表:渡邉洋樹)は、この度テストステロンブースターの臨床試験データを比較したレビューを公開いたしました。
成分の単純比較が困難なテストステロンブースター市場において、科学的根拠に基づいた製品を選ぶための参考としてご活用ください。
なお、本記事の引用・転載時は必ず出典としてブランド名「ナイトプロテイン(https://shop.nightprotein.jp/)」の記載をお願いいたします。
※本調査は、男性ヘルスケアブランドを運営する株式会社アルファメイルが実施した独自調査です。本記事は第三者機関による独立したレビューではありません。掲載内容は、各成分に関する公開文献等をもとに整理した参考情報としてご覧ください。
●レビュー調査実施の経緯について
近年、SNSや動画サイトを通じた情報発信が活発になった背景もあり、テストステロンの重要性は広く知られるようになりました。
男性機能や活力、ボディメイクなど多くの男性の要望や悩みが発生する分野にテストステロンが深く関与することから、テストステロン向上に取り組む男性も増加傾向にあります。
そのような流れの中で、摂取によりテストステロン値の上昇が期待できるサプリメント(健康食品)として、「テストステロンブースター」にも注目が集まるようになりました。
株式会社アルファメイルは2019年に日本人男性のテストステロン値の最適化によるQoL最大化をテーマとしてヘルスケアブランド「ナイトプロテイン」を立ち上げ、テストステロン検査キットや男性用サプリメント、ヘルスケアメディアやコンサルティングサービスなど男性の健康を軸としたサービスを一貫して展開してまいりました。

そんな中で、近年のテストステロンブースターの認知度や利用者、製品数の増加には目を見張るものがあります。
しかし製品の選択肢が拡充される一方で、現在強い危機感を抱いている課題が「テストステロンブースター市場における情報の質」です。

テストステロンブースターという言葉に明確な定義は存在しません。
そのため、製品数が増え続け、業界が盛り上がりを見せれば見せるほど、質の低いテストステロンブースターも増えているのが実情です。
具体的にはテストステロンを上げるデータが無いサプリ成分をテストステロンブースターとして訴求するケース、研究データはあるもののほとんど上昇が確認されていない成分を広告の力でいかにも効きそうな印象を与えて販売する製品やメーカー。
その他にも動物試験のみでヒトを対象としたデータがない素材を採用し、テストステロン上昇率の高いブースターとして販売を行う事業者の存在。
このように、十分な知識が無いと優れた製品を選ぶ事が非常に困難になりつつあります。
テストステロン領域のリーディングブランドを運営する企業として、消費者がテストステロンブースターに関する正しい知識を身に着け、安全かつ効果の高い製品選びが出来る状況を創る事が、業界のさらなる発展に繋がると考え、本調査の実施と公表を行う事としました。
●調査のゴールについて
本調査のゴールは一般消費者が安全かつ効果の高いテストステロンブースターを選ぶために必要な知識の提供です。
ただし、日本では景品表示法や薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の観点から、最終製品の具体的なテストステロン上昇率を公表する事が事実上禁止されています。
上記の理由からも、一般消費者はテストステロン上昇率の高い製品を選ぶ事が非常に困難です。
そのため、本調査では最終製品ではなく成分単位でのテストステロン上昇率および信頼性を調査し、スコア付けする事で、一般消費者がテストステロン上昇率の高い優れた成分の存在を知り、その成分が配合されたサプリメントを様々なプラットフォームから探し、利用検討出来る状況を作り出すことをゴールと設定致しました。
●調査の手法について(サマリー)
今回の調査は以下の手順で実施致します。
①調査の対象となるサプリ(素材)の選定
テストステロンブースターとして世界的に認知されており、かつ遊離テストステロン値への影響を調査した学術的論文が存在している計28種(下記)のサプリ素材を調査対象として選定しました。

②各サプリ素材の効果の調査方法
高い学術性と論理的品質を満たす論文を情報ソースとして採用致します。
具体的な引用文献一覧は本レポートのAppendix欄の「引用文献一覧」を参照下さい。
③ 効果に影響を及ぼす要因の排除
収集した28種の素材とその学術的論文のうち、テストステロン上昇効果を著しく上げてしまう可能性が高い被験者へのハードな運動プログラム提供を行っている試験の結果はスコアをゼロとして、ランキングの対象外とする事とします。
評価の対象となる運動は日常生活の範囲を出ない軽度のウォーキングのみとします。
また、基礎栄養素(生命と健康の維持に必要なビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質、タンパク質)に関しては欠乏する事で健康状態の悪化、それに伴う遊離テストステロン量の低下が発生する確率が高いため、特定の基礎栄養素の欠乏状態の被験者に該当の基礎栄養素を摂取させる試験の結果もスコアをゼロとしてランキング対象外とします。
28種の素材のうち、7件が上記理由によりスコアゼロとなったため、最終的にランキングの対象となった素材は21件となりました。
④スコアリング(ランキング付け)についての考え方
テストステロンブースターの効力を比較検証するうえで最大の障壁となるのが、研究ごとに異なる試験条件の存在です。
世界各国で実施されている臨床試験は、被験者の年齢層、試験期間、テストステロン値の測定方法まで大きく異なるため、値だけで単純な比較をすることは困難という実情があります。
そこで本調査では、テストステロン上昇率の高い素材を優れたテストステロンブースターと定義し、テストステロン上昇率に基づきベースとなるスコアを付与します。
そのうえで、効果にネガティブな影響を及ぼす可能性のある要素(被験者の年齢や被験者数、試験方法や試験期間等をベースに)がある場合はベーススコアから減点していく手法を取ります。

スコアリングの方法詳細は本レポートのAppendix欄の「スコアリング基準」を参照下さい。
●調査結果(テストステロンブースターの効果ランキング)
今回の調査では、テストステロンブースター素材28種を調査対象とし、そのうち本ランキングの条件を満たした21件をスコア化しました。
※本ランキングは、異なる試験条件の論文データをもとに独自基準で整理したものであり、成分間の直接比較試験ではありません。すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
ランキング全体のサマリーについて

今回の調査の対象となったテストステロンブースター21件をランキング化した結果、上位(1位.テストインクリース、2位.テスノア、3位.フローサップ)はいまだ日本国内ではそこまで認知度が高くない(採用製品が少ない)素材がランクインする結果となりました。
また日本のサプリ業界で認知度の高いマカや亜鉛、マグネシウム、ボロン(ホウ素)等はテストステロンの上昇率においては上位にランクインしない結果となりました。
このような結果からも、テストステロンブースターの認知やニーズは日本国内でも間違い無く高まっているにも関わらず、一般消費者のテストステロンブースターに対するリテラシーや国内市場に存在する製品の質(効力)においては海外と比べると、若干劣る可能性があるように感じました。
続いて各テストステロンブースター素材を1位から順にランキング形式で解説していきます。
1位.テストインクリース(スコア6.156点)

調査対象となった21素材の中で最も高いスコアとなったテストステロンブースターはテストインクリースです。
テストインクリースは、臨床試験において74.12%という高い遊離テストステロン値の上昇率が報告されており、今回調査した素材の中で最も高い上昇率を示した素材です。
試験に参加した被験者は、平均年齢40歳の健康な男性60名です。
若く健康な被験者のベースラインのテストステロン値は試験開始前(摂取前)から既に高いため、一般的には上昇率は低くなるケースが多いですが、そんな中でも74.12%という他のブースターには無い高い数値を発揮している事実からも稀有な存在であると言えます。
さらに特筆すべき点として、テストインクリースは、男性機能の状態を評価する国際指標である「IIEF(国際勃起機能スコア)」においても、良好な変化が報告されています。
ホルモン値だけでなく、男性のコンディションに関連する指標でも変化が確認されている点は、本素材の大きな特徴です。
若く健康な男性被験者を対象とした試験でありながら、複数の評価項目で良好な変化が報告されていることから、テストインクリースは、テストステロンを意識した健康管理や、日々の活力・コンディション維持をサポートする素材として、今回の調査において特に注目すべき選択肢の一つといえます。
2位.テスノア(スコア4.5点)

第2位には、非常に多角的な臨床試験データを保有するテスノアがランクインいたしました。
テスノアの最大上昇値こそ1位のテストインクリースに譲る結果となりましたが、8週間という短い摂取期間で48.28%の遊離テストステロン上昇を記録しており、市場に存在する大多数の成分と比較して優秀な数値を誇ります。
そしてテスノアの最大の強みは、20代の若い世代から活力が低下した高齢世代まで、幅広い年齢層を対象とした臨床試験データを複数有している点にあります。
テストステロンの向上効果に付随して、男性機能の向上、日常的なストレスケア、活力の底上げ、睡眠の質の改善、そしてボディメイクの効率化など、男性ヘルスケアにおける多岐にわたる分野で研究が進められている珍しい存在です。
3位.フローサップ(スコア2.9925点)

第3位は、46.5%の遊離テストステロン上昇率を発揮し、2位のテスノアに迫る結果を残したフローサップです。
フローサップは、フェヌグリーク種子から独自の特許製法で抽出され、生理活性の要となるプロトダイオシンを20%の濃度で含有する強力な成分です。
35歳から65歳の男性50名を対象とした12週間の臨床試験において、遊離テストステロン値の有意な向上が確認されています。
さらに、実は第1位のテストインクリースと深い繋がりが存在します。
フローサップをベース素材とし、ブラックムスリ抽出物のブラムス(Blamus)を独自比率でブレンドした素材こそ、1位のテストインクリースです。
フローサップはテストインクリースの進化前的存在といえるでしょう。
4位.LJ100(スコア2.94点)

第4位はLJ100です。
LJ100は、中高齢男性を対象とした試験データも報告されており、年齢に伴うコンディションの変化を意識する方にとって、検討対象となり得る素材の一つです。
5位.テストサージ(スコア2.40点)

第5位はテストサージ。
今回調査対象となった素材の中で、唯一単回の摂取試験で遊離テストステロン値を37.50%も引き上げた素材です。
原料が1位のテストインクリースと同じ「フェヌグリーク」ということもあり、フェヌグリーク自体が非常にポテンシャルの高い植物といえるかもしれません。
---以下6位~21位---
6位.TESTOPEAK(スコア2.28点)
古くから和漢として重宝されてきた「杜仲(トチュウ)」と「牛膝(ゴシツ)」の混合エキスです。
男性ホルモンの受容体を活性化させ、テストステロンの産生経路をサポートすることで数値を引き上げるとされています。
6位.LJ100※試験2(スコア2.28点)
4位でも登場したLJ 100の別試験が6位にランクインしました。
4位の試験結果より上昇率は劣るものの、複数の試験で有用性が確認されていることは素材の信頼度を高めます。
8位.プリマビエ(スコア1.62点)
原料は、ヒマラヤ山脈などで採取される腐植土と植物の混合物「シラジット」を精製した特許成分です。
細胞内のエネルギー(ATP)産生を活性化させることで精巣の働きを助け、テストステロンの分泌を促すとされています。
9位.ZMA(スコア1.5点)
原料は、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6を特殊な比率で配合したミネラル・ビタミン混合物です。
テストステロンの合成や黄体形成ホルモン(LH)の分泌に不可欠な基礎栄養素を補い、ミネラル欠乏によるホルモン低下を防ぐことで正常レベルに引き上げます。
10位.KSM-66(スコア1.458点)
原料は、アーユルヴェーダで伝統的に使われるハーブ「アシュワガンダ」の根の抽出エキスです。
テストステロンと敵対するストレスホルモン(コルチゾール)を抑制することでホルモンバランスを最適化し、テストステロンを高めると言われています。
11位.ボロン(スコア1.4175点)
ボロン(ホウ素)はナッツや果物などに含まれるミネラル。
テストステロンと結びついてその働きを無効化してしまう結合タンパク質(SHBG)を減らすことで、実際に体内で使える「遊離テストステロン」の割合を増やすメカニズムです。
11位.Witholytin(スコア1.292点)
原料は、KSM-66と同じく「アシュワガンダ」から特定の有効成分を高濃度に規格化した抽出エキスです。
こちらも優れた抗ストレス作用によってコルチゾールの分泌を低減させ、テストステロンが作られやすい体内環境を整えるアプローチをとります。
13位.フィッシュオイル(スコア1.2312点)
原料は、青魚などに豊富に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸です。
体内の慢性的な炎症や酸化ストレスを抑えることで精巣のライディッヒ細胞を保護し、健康的なテストステロンの産生環境を整えると言われています。
14位.ビタミンD(スコア0.855点)
基礎栄養素であるビタミンの一種です。
ステロイドホルモンとして機能し、精巣にあるライディッヒ細胞に直接働きかけてテストステロンの合成を促すメカニズムを持っています。
15位.TetraSOD(スコア0.8075点)
原料は、強力な抗酸化力を持つ微細藻類(テトラセルミス・チュイ)です。
精巣内の酸化ストレスを除去してライディッヒ細胞をダメージから保護することで、テストステロンの健全な産生機能を維持・向上させるとされています。
16位.フォルスコリン(スコア0.76点)
インド原産のシソ科の植物「コレウス・フォルスコリ」の根から抽出された成分です。
細胞内の情報伝達物質であるcAMPを増加させることで、精巣の細胞を直接刺激しテストステロンの分泌を促すと言われています。
16位.SIRTBERRY(スコア0.76点)
朝鮮人参の実から抽出された素材です。
特定のジンセノサイド(サポニン)が豊富に含まれており、ミトコンドリア機能の活性化(エネルギー産生の改善)などを通じて、男性更年期特有の諸症状を緩和している可能性が示唆されています。
16位.テストフェン(スコア0.76点)
スパイスとしても知られるマメ科のハーブ「フェヌグリーク」の種子エキスです。
体感が強く市場でも人気の素材といえるでしょう。
運動と組み合わせた際の上昇値は目を見張るものがありますが、高齢者を対象とした試験では上昇率が伸びなかったようです。
19位.VISPO(スコア0.722点)
北米原産のヤシ科の植物である「ノコギリヤシ」の果実から抽出されたエキスです。
テストステロンを別のホルモン(DHT)に変換する5αリダクターゼという酵素の働きを阻害し、結果的にテストステロンの濃度を保つとされています。
19位.マカ(スコア0.722点)
南米アンデス山脈の過酷な環境で育つアブラナ科の根菜です。
直接的なテストステロン向上のメカニズムは確認されていませんが、栄養価が高いため間接的にテストステロンの自然な分泌をサポートする可能性があります。
21位.マグネシウム(スコア0.525点)
海藻や豆類に多く含まれる必須ミネラルです。
酸化ストレスを軽減するとともに、テストステロンが結合タンパク質(SHBG)に捕縛されるのを防ぐことで、遊離テストステロンを増やす働きがあります。
●本レビュー調査の懸念点
本比較研究レビューは、可能な限り客観的かつ公平なスコアリングを用いて各成分を精査いたしましたが、科学的な観点から以下の限界点(懸念点)が存在することを明記します。
①被験者の違い
各成分の臨床試験は、それぞれ独立した異なる被験者群に対して実施されています。
そのため、人種や年齢層、さらには試験参加時の健康状態(ベースラインのテストステロン値や日々の生活習慣)の差異が、各データに影響を与えている可能性を完全に排除することはできません。
②試験環境の違い
ホルモン値の測定手法は試験ごとに異なります。
また、被験者の日常生活(食事や睡眠などのコントロール水準)の厳密さやプラセボ効果の現れ方にもバラつきがあるため、異なる試験結果を単一の指標で完全に横並びにして比較することには構造的な難しさがあります。
上記の通り、本ランキングは異なる被験者と異なる環境で行われた複数の試験結果を同一の評価ガイドラインに適用し、スコア化しています。
あくまでテストステロンブースターを選ぶ際の参考となる情報の提供が目的であり、効果を保証するものではございません。
●監修医師のコメント
丁 秀鎮(医師)

● 1999年 島根大学医学部卒業。内科医・医学博士。
● 神戸市 THE WELLNESS CLINIC 院長
● 日本内科学会認定内科医/日本消化器病学会専門医/日本消化器内視鏡学会専門医
【コメント】
テストステロン補充療法とテストステロンブースターは、どちらもテストステロンに関わるものですが、その役割は大きく異なります。
テストステロン補充療法は、医学的に治療が必要と判断された方に対して、医師の管理下で行う医療行為です。
ホルモンを外から補う治療であるため、症状や検査値を確認したうえで適応を判断し、治療中も定期的な検査や副作用への配慮が必要になります。
したがって、本当に補充療法が必要な方は、サプリメントだけで対応しようとするのではなく、医療機関で適切な診断と治療を受けることが大切です。
一方で、実際には「以前よりなんとなく元気が落ちてきた」「年齢とともにコンディションの変化を感じる」「テストステロンを意識した生活を始めたい」という段階の方も多いと思います。
そのような方のすべてが、医学的な補充療法の対象になるわけではありません。
むしろ、日常的なメンテナンスやセルフケアとして、まずは運動・食事・睡眠などの生活習慣を整え、その一環としてテストステロンブースターを取り入れるという考え方は、自然な選択肢の一つだと考えています。
テストステロンブースターは、テストステロンそのものを外から補うものではありません。
栄養成分や植物由来成分などを通じて、日々のコンディション維持をサポートすることを目的としたものです。
その意味で、医療としての補充療法とは異なり、日常生活に組み込みやすいセルフケアの一つといえます。
私自身も、40代後半から年齢による変化をより意識するようになり、トレーニング・食事・睡眠の管理とあわせて、テストステロンブースターを約6年間継続して取り入れています。
もちろん、これはあくまで私個人の経験ではありますが、テストステロンを意識した健康管理は、男性にとってもっと身近なテーマになってよいと感じています。
ただし、サプリメントである以上、誰にでも同じ体感や変化があるわけではありません。
また、持病がある方や薬を服用中の方、強い不調がある方、検査上の異常が疑われる方は、まず医療機関で相談することが重要です。
そのうえで、日常的に活力やコンディションを整えたい方にとって、信頼できる情報をもとにテストステロンブースターを選ぶことは、無理なく始めやすいセルフケアの一つになるのではないかと考えています。
●監修者のコメント
牛尾真智子(薬剤師 兼 スポーツファーマシスト)
製薬会社2社で乳がん・肺がん・大腸がんなど8つの抗がん剤領域を経験。薬剤師としてSNSでの啓発やお客様へのヘルスケアコンサルティングを担当。公認スポーツファーマシスト、メンタルケアカウンセラーなど数多くの医療や健康に関する資格を保有。
【コメント】
テストステロンブースター(サプリメント)は、医師の診断や管理のもとで行われるテストステロン補充療法とは異なり、健康食品として日常のコンディション維持をサポートする目的で利用されることがあります。
スポーツやトレーニング、男性の健康管理、メンタルコンディションの維持などに関心を持つ方々の間で注目されています。
日本国内でも男性の健康維持におけるテストステロンの重要性は注目され始めており、それらを日常的にサポートする選択肢の一つとしてテストステロンブースターは男性ヘルスケア業界において今後より大きな注目を集めることが予想されます。
一方で、テストステロンブースターに関する情報は未だ日本国内では十分に公開されていないのが現状です。
例えば海外ではサプリメントとして利用可能なアシュワガンダやトリビュラス(ハマビシ)は日本国内で医薬品指定されており、サプリメントとしての販売は禁止されていますが、リスクを知らずに利用している人も多くいます。
テストステロンブースターの利用を検討する場合は、しっかりと調査を行い、知見のある方に相談をする事をおすすめいたします。
●調査実施者のコメント
関川裕大(NR・サプリメントアドバイザー)

NR・サプリメントアドバイザー、毛髪診断士、上級睡眠健康指導士など複数の資格を保有するメンズヘルスケアアドバイザー。
男性ヘルスケアの悩みの解決を目的としたブランド『ナイトプロテイン』の製品開発を務める傍ら、月刊ボディビルディングやマイナビ等の専門誌で、テストステロンをテーマとした連載も持っている。
薬や医療に頼らずに、食事と運動の力で体重100kgから70kgへと減量した経験をきっかけに、数多くの男性に向けたリテラシー向上のための取り組みを日々行っている。
【コメント】
先に記載した通り、テストステロンブースターの比較には非常に高いハードルがありました。
テストステロン値の測定方法、被験者の年齢層、試験期間などの前提条件は臨床試験の論文ごとに大きく変動します。
ゆえに、単純なホルモン上昇値や上昇率の数値を並べるだけでは、本質的な優劣を判断することはできません。
それでもなんとか、今後テストステロンブースターに興味を持った方が本当に価値のあるサプリメントに辿り着くための羅針盤を作りたい。
そんな想いがテストステロンブースター素材の調査およびスコアリング企画の原点でした。
今回の調査手法も、決して完璧なスクリーニング手法とは断言できません。
しかし、実際に臨床試験で数値を計測している学術論文のみを抽出し、統一基準でスコア付けを試みたアプローチは、業界内でも前例のないものです。
可能な限りではありますが、読者が本当に体感を得られるサプリメントを選ぶ際の手助けに少しでもなれたらと考えております。
Appendix
実施会社
名称 :株式会社アルファメイル
URL :https://shop.nightprotein.jp/
設立 :2018年2月8日
代表 :代表取締役 渡邉 洋樹
所在地 :〒247-0063 神奈川県鎌倉市梶原19-2 古館ビル4F
事業内容:テストステロン検査キットの販売、テストステロンブースター(サプリメント)の開発及び販売、オウンドメディアの運営、ヘルスケアコンサルティングサービスの提供
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スコアリング基準詳細
詳本調査のスコアリングにおける考え方及び具体的なスコアの付与方法を下記に記します。
①テストステロン上昇率
本研究レビューは最も高い効力が期待できる、「テストステロンブースター」を調査する目的で企画いたしました。
成分の優劣を判断するうえで最重要となる指標が、テストステロンの上昇値および変化率です。
留意すべき点として、世界中の学術研究においてテストステロンの測定方法や測定機器は統一されていません。
誠に、異なる基準や測定環境で算出された数値の増加幅だけを切り取り単純比較することは不適切です。
ただし、被験者が成分を摂取する前と摂取した後で、テストステロン値が何%向上したかを示す「上昇率」は、成分間の効力の大小を測る唯一の客観的な指標となりえます。
そこで本調査では、上昇率が10%上がるごとに1ポイントのベーススコアとして付与しました。
具体的には下記の通りです。
【ベーススコア】
・1%以上10%未満:1ポイント
・10%以上20%未満:2ポイント
・20%以上30%未満:3ポイント
・30%以上40%未満:4ポイント
・40%以上50%未満:5ポイント
・50%以上60%未満:6ポイント
・60%以上70%未満:7ポイント
・70%以上80%未満:8ポイント
・80%以上90%未満:9ポイント
・90%以上100%未満:10ポイント
・100%以上110%未満:11ポイント
・110%以上120%未満:12ポイント
・120%以上130%未満:13ポイント
・130%以上140%未満:14ポイント
・140%以上150%未満:15ポイント
・150%以上160%未満:16ポイント
・160%以上170%未満:17ポイント
・170%以上180%未満:18ポイント
・180%以上190%未満:19ポイント
・190%以上200%未満:20ポイント
②被験者の年齢
テストステロン上昇率の単純比較をさらに困難にしている重大な要因として、臨床試験に参加した被験者の年齢層の違いが挙げられます。
男性ホルモンであるテストステロンは20代をピークに分泌量が減少していく特性を持ちます。
テストステロンブースターは、体内でのテストステロン分泌能力を本来の正常な水準までサポートする、あるいは強化するというメカニズムを持っています。
テストステロン分泌機能のメカニズム上、すでに年齢を重ねてベースライン(摂取前のテストステロン値)が著しく低下している中高齢男性を対象とした試験のほうが、成分摂取による伸びしろが大きく、見かけ上の上昇率において良好な結果を得やすい傾向があります。
反対に、元々のテストステロン分泌能力が高い20代の若い男性を対象とした試験において、劇的な上昇率を記録することは非常に難易度が高いといえるでしょう。
各成分のデータ間における公平性を保ち、被験者の年齢に起因する有利な条件を完全に排除するため、本比較研究では20代以下の男性を対象とした試験を評価の最高基準点として係数1に設定いたしました。
そして、試験に参加した被験者の平均年齢が上昇するにつれて、基礎スコアに掛ける評価係数を段階的に引き下げる形を採用しています。
【採用係数】
・平均年齢20代以下:1
・平均年齢30~40代:0.9
・平均年齢50代以降:0.8
③試験期間
同じ結果でもより短い期間内で結果が出るサプリメントの方が優秀であると仮定し、試験期間ごとに係数を以下のように0.65(32週間以上36週間以内)~1(8週間以内)で設定致しました。
【採用係数】
・8週間以内:1
・12週間以内:0.95
・16週間以内:0.9
・20週間以内:0.85
・24週間以内:0.8
・28週間以内:0.75
・32週間以内:0.7
・36週間以内:0.65
④サンプル数
試験データの客観性・信頼性を担保するうえで欠かせない指標が、試験に参加した被験者の総数です。
一部のサプリメント成分では、わずか数名程度の小規模なグループで測定された試験結果を根拠として効果を謳うケースが存在します。
しかし、被験者の人数が少なすぎる研究データは、個人の体質や偶然の数値変動などで振れ幅が大きくなるリスクを抱えているのです。
今回収集した21件のテストステロンブースターに関する試験データを分析した結果、全体の平均被験者数は70名でした。
本比較研究では、より多くの男性が体感できる普遍的な効果を証明するためのハードルとして、上記の平均値を大きく上回る100名以上の男性を対象に実施された臨床試験を評価の最高基準点に設定いたしました。
反対に、試験に参加した人数が100名から減少していくにつれて、評価係数を引き下げるスコアリングを適用しております。
【採用係数】
・100名以上:1
・80~99名:0.95
・60~79名:0.9
・40~59名:0.85
・20~39名:0.8
・0~19名:0.75
⑤試験方法の信頼性
テストステロンブースター(サプリメント)の効力を測定するうえで、科学的な信頼度が最も高い試験方式は「ランダム化プラセボ対照二重盲検比較試験」です。
本比較研究では、ランダム化プラセボ対照二重盲検比較試験で得られたデータを評価の最高基準点に設定いたしました。
誠に、ランダム化やプラセボとの比較、二重盲検が適用されていないなど、「ランダム化プラセボ対照二重盲検比較試験」よりもエビデンスの質が劣る試験方式のデータに対しては、評価係数を引き下げるスコアリングを適用しております。
【採用係数】
・ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験:1
・プラセボ対照比較試験(非ランダム):0.9
・クロスオーバー試験:0.8
・オープンラベル試験(非プラセボ対照):0.7
なお、4つの方式の概要は下記をご覧ください。
● ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験
参加者をランダムで2つのグループに分け、一方には実薬、もう一方には偽薬(プラセボ)を摂取させて効果を比較する試験。
さらに参加者にも効果を判定する研究者にも中身を知らせない「二重盲検化」を実施することで、プラセボ効果や観察者のバイアスを完全に排除できるため、サプリメントの研究において最も信頼度が高いとされている。
● プラセボ対照比較試験(非ランダム)
プラセボ群と摂取群の2つのグループに分け、それぞれのグループ内で「摂取前」と「摂取後」の数値を測定し、その『変化量』をグループ間で比較する試験。
ランダム化がないため被験者の背景因子に偏りが生じるリスクがある。
● クロスオーバー試験
同じ人がプラセボと実薬の両方を、期間をあけて順番に摂取する試験。
個人の体質による誤差を排除できるため、即効性があり体から抜けやすい成分の評価には非常に適している。
一方で、前に摂取した成分の影響が残るリスクがあるため、長期的な体質変化の検証には向かないとされる。
● オープンラベル試験(非プラセボ対照)
プラセボ群を設けず、対象者全員に実薬を飲ませて「摂取前」と「摂取後」の数値を測定する試験。
参加者も研究者も何を摂取しているか分かっているためプラセボ効果が最も出やすく、研究者側の「効いてほしい」というバイアスも入りやすいため、エビデンスとしての信頼度は相対的に低く見積もられる。